アスピリンは妊娠高血圧症の発症を予防しますか?

妊娠高血圧症におけるアスピリンの効果は?

先日、産婦人科からバファリン81mg錠が処方された。昔の知識で妊娠中毒症(現在は妊娠高血圧症に名前が変わっている)に使われることは知っていたが、きちんと論文を読んだことがなかったので読んでみることにする。

Aspirin versus Placebo in Pregnancies at High Risk for Preterm Preeclampsia

PMID:28657417

論文のPECOは?

  •  1776人の妊娠高血圧腎症のハイリスク妊婦

  • アスピリンを150mg/日投与(14週~36週)

  • プラセボ

  • 妊娠高血圧腎症に伴う37週未満での出産

論文のチェックポイント

ランダム化されているか?

➡ されている

盲検化されているか?

➡ 二重盲検の記載あり

ITT解析されているか?

➡ されている

追跡期間は?

➡ 約22週間(出産までの期間)

真のアウトカムか?

➡ 真のアウトカム

 結果はどうだったか?

妊娠高血圧の発症に伴う妊娠37週未満での出産

アスピリン群 13人

プラセボ 35人

オッズ比 0.38(95%CI 0.20-0.74)


考察

アスピリンの妊娠高血圧腎症の予防効果は以前から研究がされている。

今回は150mgという用量設定で行われており、プラセボと比較して有意に発症を予防すると考えられる。

2次アウトカムでは出産後の胎児への影響も評価されているが、2群間では有意差がみられなかった。

このことから、アスピリンは比較的安全に妊婦に投与され、妊娠高血圧腎症の予防に貢献する可能性がある。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク