ジクアホソルナトリウム点眼液はドライアイ症状を改善させますか?

ジクアホソルナトリウム点眼液はドライアイ症状を改善させますか?

ドライアイ症状というのは、季節問わずつらい症状ですよね。

眼科の処方箋を見ると、ヒアルロン酸ナトリウム点眼とジクアホソルナトリウム点眼液がずっと併用されている処方を見かけます。

これってずっと使っていて問題はないの?という疑問から、論文を探したところ、以下の論文が見つかったので読んでみることにしました。

Clinical evaluation of the additive effect of diquafosol tetrasodium on sodium hyaluronate monotherapy in patients with dry eye syndrome: a prospective, randomized, multicenter study.

PMID:22878452

論文のPECOは?

  • ヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%を投与されていても効果不十分な32名の患者(平均年齢62.6歳)

  • 片方の眼にジクアホソルナトリウム点眼液とヒアルロン酸ナトリウム点眼液を点眼

  • もう片方の眼にヒアルロン酸ナトリウム点眼液のみを点眼

  • : 涙液量、涙液膜破壊時間(BUT)、フルオレセインおよびローズベンガル生存染色スコア、主観的症状および有害事象の比較

論文のチェックポイント

ランダム化されているか?

➡ されている

盲検化されているか?

➡ blindの記載はみられない。オープンラベルかな?

ITT解析されているか?

➡ されていない

追跡期間は?

➡ 4週間

真のアウトカムか?

➡ 染色スコアは代用っぽいが、自覚症状は真のアウトカム

 結果はどうだったか?

4週間後の結果   ヒアルロン酸点眼    ヒアルロン酸+ジクアホソル  群間有意差

涙液量       8.0±5.4mm       7.8±4.2mm         なし

涙液膜破壊時間   4.1±1.7秒        4.4±2.1秒          なし?

ローズベンガル染色スコアとフルオレセイン染色スコアについては割愛

主観的症状

ドライアイ感覚、疼痛、異物感について、併用群で点眼前と点眼後で有意差をもって改善。

一方、ヒアルロン酸単独群ではどの症状においても改善症状に有意差はなし。


考察

点眼のアウトカム評価は難しいが、患者さんの主観的症状が一番なのかな?と思う。

併用群で改善がみられるのなら、使用継続を後押しできるのではないだろうか。

多少の点眼忘れがあっても、決して責めたりせず、薬剤師として患者さんの良きサポーターであり続けられるよう、患者さんの思いに添えればいいのではないか。

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