低用量アスピリンによる消化性潰瘍の二次予防にボノプラザンは?

低用量アスピリンによる消化性潰瘍の二次予防にボノプラザンは?

ボノプラザンvsPPIの低用量アスピリンの長期投与による二次予防のRCTが出ていましたので要約したいと思います。

Vonoprazan prevents low-dose aspirin-associated ulcer recurrence: randomised phase 3 study

PMID:29196436

論文のPECOは?

  • 消化性潰瘍の既往と低用量アスピリンの長期処方が必要な患者621名

  • E1 ボノプラザン10mgの投与(202名)

  • E2 ボノプラザン20mgの投与(202名)

  • : ランソプラゾール15㎎(217名)

  • : 24週までの消化性潰瘍の再発率

論文のチェックポイント

ランダム化されているか?

➡ タイトルにも記載あり

盲検化されているか?

➡ 二重盲検

ITT解析されているか?

➡ 非劣性試験のためITT解析ではない

追跡期間は?

➡ 24週間

真のアウトカムか?

➡ 真であると考えて問題なし

 結果はどうだったか?

 

ボノプラザン10㎎

ボノプラザン10㎎

ランソプラゾール15mg

消化性潰瘍 2.8% 0.5% 1.5%
胃または十二指腸での出血 2.9% 0% 0%
因果関係が否定できない重篤な副作用 1.4% 2% 2%


考察

ボノプラザン(タケキャブ®)が今回の試験によりPPIより優れているとはいえない。
非劣性試験だし、優越性では有意差をつけられていないため。
選択肢としてはありなのかもしれないが、薬価が高額であることや未知の副作用の懸念を考慮するとPPIのジェネリックを使用することを優先すべきだと思う。

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