エプレレノンで心血管死や心不全による入院は減りますか?

エプレレノンで本当に減るの?

「減るに決まってんじゃん!おまえバカか?」と言われそうです…。

心不全による入院は減りそうという勝手な思い込みはあります…。(笑)

Eplerenone in Patients with Systolic Heart Failure and Mild Symptoms

PMID:21073363

論文のPECOは?

  •  55歳以上のNYHAクラスⅡの患者、30%以下の心臓の駆出率もしくは30-35%以上の場合、QRS持続時間>130 msecでランダム化前6ヶ月以内に心血管イベントで入院したか、入院していない場合はBNPの血漿レベルが少なくとも250pg/mlである場合もしくはN末端プロBNPが男性500μg/ml、女性では750μg/ml

  •  エプレレノン(1日50mgまで)(1364名)

  • プラセボ(1373名)

  • 心血管死および心不全による入院(composite)

論文のチェックポイント

ランダム化されているか?

➡ されている

盲検化されているか?

➡ されている

ITT解析されているか?

➡ されている

追跡期間は?

➡ 21ヶ月

真のアウトカムか?

➡ 真のアウトカム

 結果はどうだったか?

除外されているのは、急性心筋梗塞、NYHAクラスIIIまたはIV心不全、5.0mmol/lを超える血清カリウムレベル、eGFRが30ml /min/1.73m2未満、 カリウム保存性利尿剤が必要な場合。

心血管死もしくは心不全による入院

エプレレノン 249名(18.3%)

プラセボ 356名 (25.9%) 

HR 0.63 (95%CI 0.54~0.74、P<0.001)

全死亡もしくは心不全による入院

エプレレノン 270名(19.8%)

プラセボ 376名 (27.4%)

HR 0.65 (95%CI 0.55~0.76、P<0.001)

全死亡

エプレレノン 171名(12.5%)

プラセボ 213名(15.5%)

HR 0.76 (95%CI 0.62~0.93、P = 0.008)

心血管死亡

エプレレノン 147名(10.8%)

プラセボ 185名(13.5%)

HR 0.76 (95%CI 0.61~0.94、P = 0.01)

入院

エプレレノン 408名(29.9%)

プラセボ 491名(35.8%)

HR 0.77 (95%CI 0.67~0.88、P<0.001)

心不全による入院

エプレレノン 164名(12.0%)

プラセボ 253名(18.4%)

HR 0.58 (95%CI 0.47~0.70、P<0.001)


考察

サンプルサイズが途中で改訂されている?ようですが、最初のサンプルサイズだと多すぎ、改訂後だと少ないという感じ。

結果の方はこれでもかというくらいきれいにエプレレノンが有意に減少させています。

副作用の方は高カリウム血症がやはり多いですが、有害事象のイベント自体はプラセボの方が多いですね…。

ま、とりあえず…。

減るみたいです!現場からは以上です!

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